コロナ禍での出来事

コロナウイルスが終息する気配無く1年以上が経過しましたが、皆様はどのようにコロナウイルスと向き合い、生活をされていますでしょうか?
コロナウイルスに対する考え方は人それぞれで、『十人十色』だと思っています。今回私はコロナ禍における団体スポーツを通じての『私自身の考え方・想い』を記します。
当初コロナウイルスが蔓延し始めた頃は、ウイルスのデータも無かった為、子供達は学校に通えなくなり、習い事にも通えなくなり、そして最初の緊急事態宣言が発令されました。これはしょうがない事だったと思います。人類初めてのウイルスでデータが無かった為、人類の命を守る最善の策だったと思います。コロナウイルスにより、プロ野球も開幕が延期になり、春の選抜全国高校野球大会も中止(後に8月に交流戦として各チーム1試合のみ甲子園球場で開催)になり、高校総体も中止、そして東京オリンピックも翌年に延期と、スポーツイベントだけではないですが、様々な行事が延期もしくは中止になってしまう事態に陥りました。緊急事態宣言が解除され、ようやく再開され始めましたが、コロナウイルスのわかったデータに基づく制限付きでの再開となりました。
私は今まで『野球』に携わって生きてきて、現在も息子を通じ携わっています。現在息子は中学生硬式野球のクラブチームに所属しています。一番大きい全国大会が『ジャイアンツカップ』と言う大会ですが、その2020年の大会は早々とコロナウイルスにより中止が決定してしまいました。何とか夏の全国大会は開催してもらえる事になりましたが、コロナウイルス対策により、条件付きでの開催になりました。条件の中の1つに、『大会期間中に参加チームの選手もしくはその同居家族にコロナウイルス感染者が出た場合、大会自体を即刻中止する』との条件がありました。息子のチームは2回勝ちベスト8、準々決勝の試合に早朝からバスで向かっている最中に悲報が入りました。『勝ち残っている8チームの中でコロナウイルス感染者が出た為、当初の規程通り、大会を中止します』…言葉が出ません…親が言葉が出ないぐらいのショックなのだから、子供達はその数倍のショックだった事でしょう。ただ一番ショックを受けているのは、コロナウイルスに感染してしまった方『本人』だと思います。その選手が野球に対して真剣に取り組んでいればいるほど、そのショックは計り知れない物でしょう。夏の高校野球においても、各都道府県において都道府県のみの独自大会を開催はしましたが、大会期間中に某高校の選手でコロナウイルス感染者が出てしまい、その高校の3年生球児達は戦わずして、高校野球が終わってしまいました。そしてその中で一番ショックを受けているのはコロナウイルス感染者本人であり、この選手もまた、生きている限り、一生この時のショックと後悔に苛まれます。誰もコロナウイルスに感染したくて感染していません。対策をしていても感染してしまっています。大会期間中に、万が一コロナウイルスに感染してしまった時、『コロナウイルス感染者の今後の人生を考えたうえでの大会規程で開催してもらいたかった』これが私の想いです。
最近の政府のコロナウイルス対策は、国民一人一人の生活を考えてくれているのでしょうか?早くこのウイルスが終息し、『マスクをしない生活』に一日でも早く戻る事を願うばかりです。